人妻だったんだね。
思い返せば、おかしいことばかりだったんだ。
会うのはいつも僕の部屋、
平日の昼間しか会えない、
お泊まりもしたことないし、
もうちょっと一緒にいたいって甘えてみても
仕事があるからって一度だってお願いきいてくれなかったよね。
リプは遅いし、
急に今から会える?ばっかりで、
僕は舞雪さんからの連絡を待ち焦がれるばかり。
それでも、連絡貰えたら嬉しかったんだ。
でも、何か隠してるって感じたら
居ても立ってもいられなくなって舞雪さんを尾行したんだ。
そしたら、知らない男と腕組んで部屋に入っていった。
恋人とかの雰囲気じゃない、
あれは夫婦だ。
人妻だから日中しか会えなかったんだね。
旦那がいるのに、僕のこと好きって言ってたの?
どっちが本当は好きなの?
昼間は僕とセックスして、
夜はアイツとエックスしてるの?
むしゃくしゃして何度中出ししても拭えない劣等感
どんな生活してるんだろう?
僕のいないところではどんな顔をしてるんだろう?
だから、僕は部屋まで押しかけた
なんでここにいるの?って、舞雪さんのことが好きだからだよ
このベッドでアイツとセックスしてるんだ
じゃあ、僕とのセックスで記憶の上書きしないとね
アイツとの2ショット写真、
僕との2ショット写真に変えておいたよ
僕のいない世界なんて許さない
ぜーんぶ壊してあげるよ
ぜーんぶね